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夏の大雨は一度振り出したら災害級レベルへ。気候変動を身に染みて感じるここ数年の天候です。
今回も土地が低い地域にある市町は冠水、内水氾濫し、床上・床浸水の被害を受けます。2年前から復興した、もしくは復興途中の場所もある中で立て続けに災害が起きました。今回も、2年前と同様の佐賀県武雄市、大町町を中心とした地域です。地域の方によっては、新築、改築した家が再度被害に遭われるという状況になっています。
踏ん張って再構築してこられた中での2度目の被災は、心のケアも必要になってくるほどです。
その中で、佐賀県庁、佐賀県社会福祉協議会との協議の中で、県内のNPOだけでなく、専門的スキルをもった県外の団体もガイドラインを作成し、コロナ禍でも受け入れ、被災者の方へ少しでも早い支援に繋げる活動を行っています。災害支援となると、広域になり、様々なニーズがあがってきます。そのため、一つの団体での支援活動には限界があるため、他セクターの連携は必須です。当会も県内のCSOを中心とした56団体のネットワークであるSPFとして活動を行っています。基本的には、物資、ボランティア、資金調達などを行っています。
物資は、多くの方々の申し出があります。その物資を的確に被災者へ繋げるためのマッチングを行っています。また、社会福祉協議会が開設するボランティアセンターでは多くのニーズとボランティアさんをマッチングされていますが、中には床はがし、床下の乾燥など技術的な部分が必要な支援もあります。その一般的なボランティアさんでは対応できない部分をSPFが県外の技術をもったNPOと繋げたり、ボランティアセンターが扱えない事業所の支援を行っています。記載通り、県内の団体だけではどうしても抜け漏れがでる部分を県外団体さんにカバーしてもらっている状況です。災害時こそ、受援力が必要であり、連携を通した被災者の方への支援の必要性を痛感しながら活動を続けています。 |